【開催報告】SDGsシンポジウム~基礎知識と栃木の実践例を知る~

7月28日(土)、SDGsシンポジウム~基礎知識と栃木の実践例を知る~を開催いたしました。

SDGsに興味や関心のある、行政・企業・学生など様々な45名の皆様にご参加頂きました。

 

前半ではSDGsの概要について、一般社団法人環境パートナシップ会議(EPC)の高橋朝美氏にご説明頂きました。SDGsは2030年までに達成されないと間に合わないということ、SDGsはその課題に向かって異なるセクターが協働するための指標であること、などを伺いました。

事例紹介では、NPO法人とちぎユースサポーターズネットワークの岩井俊宗氏に同団体のプロジェクトや、プロジェクトから独立して起業した若者の活動の紹介と、SDGsへの関連などをお話頂きました。

もう1つの事例紹介は、弊団体NPO法人トチギ環境未来基地塚本竜也より、森林里山保全と他分野の連携について紹介させて頂きました。

 

 

 後半は講師3名によるパネルディスカッション。若者の価値観とSDGsの親和性、SDGsの取り組みは始まったばかりのところが多いということ、「SDGsをやりたい」だけでは意味がなくやはり共通の課題に向かって協働していくことがそもそもの原点、いかに魂を込められるか、などをお話頂きました。

 

今回のシンポジウムは非常に短い時間ではありましたが、参加者の層の幅の広さ・参加者同士の意見交換からも、市民のSDGsの関心の高さと、SDGsが浸透しつつも本当の意味で実践へ向かうまでにはまだ気持ちのハードルが高い部分などが伺えました。

2030年からのバックキャストであると言われているSDGsのゴール。いかに市民全体で魂を込めてこれから取り組んで行けるか、これまでの形とは違う新しい努力が求められています。

このシンポジウムをきっかけに、参加者の皆様、そしてトチギ環境未来基地団体としても、取り組む課題へ向かう新たな動きをしていかなければいけないと、感じられる時間でした。

 

 

 

ご参加頂きました皆様、開催にあたりご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。

 

 

*後援:栃木県

 

*本事業は平成30年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催されます。